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除菌・清掃に役立つ電解水とは?作り方や効果も解説

2020年11月26日

除菌に効果的な液体といえばアルコールが浮かびますが、近年では電解水も注目を集めています。電解水には、菌やウイルスに対して殺菌効果のあるPh6.5以下の「次亜塩素酸水(酸性電解水)」とタンパク質や油分を分解して洗浄することもできるpH11以上の「アルカリ性電解水」の2種類があります。次亜塩素酸水は殺菌用、アルカリ性電解水は清掃のお供として人気です。電解水は今や、日常生活の清掃や洗浄など、衣食住に関係するあらゆる場面で活用されています。そこで本記事では、電解水の種類や使用するメリットについてご紹介します。

酸性電解水(次亜塩素酸水)とは

「酸性電解水(次亜塩素酸水)」とは、食塩水や塩酸など、塩化物イオンを含む水溶液が弱い直流電流によって電気分解されてできた、洗浄除菌などの衛生管理に使われる水のことです。次亜塩素酸を主成分とする水溶液で、有機物に触れると水に戻る特性を持っています。装置や電解条件により、さまざまな種類の電解水が作られます。


電解水の2つの種類

電解水は「次亜塩素酸水(酸性電解水)」と「アルカリ性電解水」の2つに分けられます。それぞれの特徴や用途について紹介します。


除菌に有効な電解水、次亜塩素酸水(酸性電解水)

pHが6.5以下の酸性の電解水を総称して「次亜塩素酸水(酸性電解水)」と呼びます。除菌に有効で、インフルエンザウイルスやノロウイルス、病原細菌や食中毒菌などの菌に対して効果があります。低い濃度でも高い除菌力を持ち、病院や歯科、食品や農業などさまざまな分野で利用されることが多くなっています。また次亜塩素酸水は、皮膚に付着してもダメージが少なく、人の健康を損なう危険性がないことから、2002年に食品添加物に指定されました。従来は塩素剤が使われていましたが、安全性が高いため、総菜工場や水産加工品の食品工場を中心に一気に導入が進みました。 次亜塩素酸ナトリウム液に希塩酸が混ざったものが次亜塩素酸水とされていることもありますが、こちらは食品添加物としては認められていません。 また、次亜塩素酸水には洗浄効果はないため、あくまでも殺菌、除菌を目的として生成されるものです。そのため、洗浄や掃除に使ってしまうと、除菌はできても汚れは落ちていないということになってしまいかねないので、使用時には注意が必要です。

アルコールと次亜塩素酸水の違い

次亜塩素酸水とよく比較されるのが殺菌に使われるアルコールです。大きな違いは効果が見込める菌の種類にあります。アルコールでは効果が見込めない菌にノロウイルスや芽胞菌などがあります。次亜塩素酸水はノロウイルスや芽胞菌にも効果があるため、アルコールで殺菌しきれない部分に関しては次亜塩素酸水を使用するのがおすすめです。さらに、アルコールは主成分がエタノールなので手荒れなどを起こしやすいですが、次亜塩素酸水は安全性が高く、手荒れの心配も少ないというメリットがあります。しかし、アルコールは直射日光などを避ければ長期保存が可能ですが、次亜塩素酸水は使用期限が早く、時間と共に劣化が進んでしまうので、作り置きには不向きというデメリットもあります。 それぞれの違いやメリットを理解し、用途に応じて使い分けることが大切です。


次亜塩素酸水と新型コロナウイルスの関係

除菌効果のある次亜塩素酸水ですが、実は一部の濃度が高い次亜塩素酸水は、新型コロナウイルスの消毒にも有効です。次亜塩素酸水の持つ酸化作用により、新型コロナウイルスを破壊、無毒化します。多くの自治体庁舎や福祉施設で、新型コロナウイルス対策として次亜塩素酸水が使用されています。テーブルなど、よく手が触れる物を次亜塩素酸水で濡らし、20秒以上時間を置いたあとに拭き取ることで消毒が可能です。このような拭き掃除の場合、使用する次亜塩素酸水は有効塩素濃度80ppm以上のものを使用しましょう。また、生成されたばかりの次亜塩素酸水であれば、35ppm以上のものを消毒したいものに20秒間ほどかけ流すことで消毒することもできます。かけ流した後は、布などで次亜塩素酸水を拭き取ってください。 ただし、消毒できるほどに濃度の高い次亜塩素酸水は、皮膚などにダメージを与える可能性があるので、使用する際は濃度を確認し、直接肌に触れないように注意が必要です。


洗浄効果に優れた電解水、アルカリ性電解水

電解水のもう一つの種類がアルカリ性電解水です。次亜塩素酸水とは違い、アルカリ性電解水は高い洗浄力を持ち、油脂を乳化させたりタンパク質を分解したりするなど、有機物の汚れの除去に優れています。業務用や一般家庭用に向けて幅広く販売され、多くの人が洗浄を目的として使うことが多いです。 有機物汚れの洗浄に特化したpH12超の強アルカリ性電解水は、単独で清掃に使われます。刺激があるので、誤って目など粘膜に入ってしまった場合はすぐ水道水で洗い流しましょう。

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アルカリ性電解水を洗浄に使うメリット


アルカリ性電解水を使った洗浄には多くのメリットがあります。


二度拭きが不要

洗浄力が弱い洗剤の場合、頑固な汚れは何度も擦り洗いしないと落ちません。また、泡立つ界面活性剤なども、洗浄成分を完全に取り除くため数度の拭き取りが必要です。アルカリ性電解水は界面活性剤が含まれないため、泡立つこともなければ乾燥後に洗浄成分が残ることもないため、清掃の際は二度拭きが不要です。


洗剤成分が残らないため安全性が高い

界面活性剤入りの洗剤を使った場合、洗浄後に成分が残る恐れがあるため、何でも口に入れてしまう赤ちゃんやペットのいるご家庭では不安が生じるでしょう。 アルカリ性電解水なら、水から生成されるため、薬剤や洗浄成分が残ることはなく、塩素系漂白剤のような強いにおいもありません。拭き残しがあったとしても、酸性汚れを中和するうちにpH値が下がり、ただの水に戻るため安心です。ただし、アルコールのような揮発性はないので、滑りやすい場所などは水分を拭き取る後始末が必要です。


業務用アルカリ性電解水と一般用アルカリ性電解水の違い

アルカリ性電解水には、業務用電解水と一般用電解水があります。pH値が高ければ「業務用」、低ければ「一般用」に分類されます。pH値に比例して洗浄力はアップしますが、少し数値が上がるだけで洗浄力が飛躍的に向上するため、より高い効果を実感したいなら、業務用がおすすめです。市販されている家庭用電解水はpH値11.0~12.5程度で、薬品や化学品を添加すれば比較的簡単に生成できます。100円ショップなどでも販売されていますが、性能に関しては不安定であり、経年劣化により中性になるなど洗浄力が落ちるケースも見られます。


アルカリ性電解水の使い方

アルカリ性電解水と同じく、掃除によく使われるのがセスキ水や重曹水です。どちらも使用前に粉末を水に溶かす必要があります。一方、アルカリ性電解水はもとが水なので、スプレーボトルに入れておけばいつでも手軽に使用できます。使用前にはpHをよく確認するようにしましょう。ここでは、アルカリ性電解水を使った掃除の方法をご紹介します。


汚れや除菌したいものに直接吹きかけて掃除

アルカリ性電解水を汚れに直接吹きかけるだけで、アルカリ性電解水の持つマイナスイオンが浸透して汚れを浮かし、酸性汚れがアルカリ性によって中和されます。手強い汚れには、アルカリ性電解水を吹きかけ5分ほど放置してから、ぬるま湯またはお湯で絞った布巾で拭き取ると、汚れが落ちやすくなり、効果的に洗浄ができます。アルカリ性電解水は床やトイレの洗浄など、様々な部分の洗浄に使うことができます。 また次亜塩素酸水も、手すりなどに直接吹きかけ、清潔な布で拭き取ることで、その部分の除菌が可能です。スプレーボトルなどに入れて吹きかける際、次亜塩素酸水は希釈せずに使いましょう。


布に染み込ませて掃除

アルカリ性電解水は泡立たないため、家電製品など水気を嫌う場所や壁面などに使う場合は、液だれを防ぐため布やキッチンペーパーに含ませて使います。頑固な油汚れには、電解水を電子レンジで温め、40~50℃にしてから使用するとよいでしょう。さらにラップを上から乗せて空気を抜くと、より強い効果が見込めます。


アルカリ性電解水使用時の注意点


界面活性剤が使われていないため環境にやさしく、人が生活する場所の清掃・除菌にぴったりなアルカリ性電解水。しかしながら、場所を選ばずどこでも使えるわけではありません。ここでは、アルカリ性電解水を使う前に押さえておきたい注意点をご紹介します。


利用できない場所がある

ものによっては電解水を利用できない場合があります。 具体的には、アルミニウムを含む合金・宝石類・無垢材のフローリング・木製家具・漆器類・ガラス・大理石・アクリル樹脂やゴム素材・液晶画面やカメラレンズのコーティング・皮革やシルクなどの動物性素材が挙げられます。

貴金属に含まれるアルミニウムや真鍮は、アルカリに反応して腐食する恐れがあります。また、ガラスや車の塗装材、液晶画面のコーティングなども、アルカリに弱い性質を持っているので注意しましょう。洋服のシミ抜きには適性がありますが、逆にシミの原因にもなり得るため、革製品のバックや靴に使うのも厳禁です。


電解水は、私たちの生活シーンで幅広く採用されています。コロナ禍により除菌・消毒に敏感となった今、安全に衛生管理できる電解水は魅力的です。しかし、水から生成される電解水でも、水そのものとは性質が異なります。特にpHの高い強アルカリ性電解水などを使う場合は、ドアノブやタイルカーペットの洗浄などに効果的に使用しつつ、相性の悪い素材などの注意書きを必ず読んでから使用することをおすすめします。除菌、洗浄など、それぞれの目的に沿った電解水を安全に使い、日々の生活にぜひ役立ててみてください。



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