
設計と生産現場の
「架け橋」として。
常に改善を積み重ね、
生産性の向上に挑み続ける
事業所エンジニア
2022年入社 /
生産技術部 生産技術課
工学部 機械工学科
K.K
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入社を決めたポイント
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現在の仕事内容
設計と生産現場の「橋渡し」として、製造プロセスの効率化を実現する
生産技術のミッションは、高い品質の製品を効率的に製造できる方法を考え、実現することです。開発・設計の上流工程と生産現場を繋ぐ「橋渡し」という表現がわかりやすいかもしれません。
具体的な業務としては、まず治具・設備の設計があります。治具とは、製品の加工や組み立ての際に品質よく効率的に作業できるようにするための器具で、現場の生産性向上に直接的に寄与します。また、組み立て作業の分析や改善も私が担当しているテーマであり、各動作を細かく分析し、リードタイムの短縮に取り組んでいます。その他、協業ロボットの導入による組み立て作業の自動化もテーマの一つで、幅広い観点から生産現場のコストダウンや作業性向上に貢献しています。 -
仕事のやりがい
作業時間を大幅に短縮できた例も。
現場からのフィードバックを
次の改善に活かす自分が設計した治具が形になり、現場で活用され、生産性の向上に貢献できた時には大きなやりがいを感じます。
以前、ある製品の組み立て工程の改善を担当した際、作業分析から改善提案までを主導し、1台あたり6分かかっていた作業を4分に約30%短縮することができました。
現場の責任者からも感謝の言葉をもらうことができた、印象深い仕事です。
年間数千台を生産する製品であれば、わずか数秒の短縮であっても、トータルで見ると大きなコスト削減に繋がります。
また、私が設計した治具を現場の作業者に渡した時などに、「使いやすい」という声をもらえるのもやりがいです。
時には厳しい意見をもらうこともありますが、それも次の改善のヒントになります。
「より良いもの」を常に追求できるのは、この仕事の魅力です。 -
今後の目標
機械・電気・ソフトの各分野を横断する、
広い知見を持った技術者を目指したい今後の目標は、機械、電気、ソフトの各分野を幅広く扱える技術者になることです。大きな設備を導入する際、現在は各分野の専門家がチームを組みますが、私が多角的な知識を持つことで、チーム内のコミュニケーションを円滑にする「架け橋」のような存在になりたいと考えています。それぞれの知識を繋ぎ合わせることで、より複雑で高度なシステムを考案したり、設計に新たなプラスアルファの価値を生み出せるようになるでしょう。
もちろん、すべての分野に精通することは非常に難しいものの、基本的な知識を幅広く持っているだけでも議論はスムーズになるはずです。幅広い分野の仕事を経験し、研修や資格取得支援などの制度を活用することで、技術者としての幅を広げていきたいと思います。

- 休日の過ごし方
- 休日は、趣味の自転車と釣りに没頭しています。自転車といっても、いろいろな分野に手を出しており、ピストバイクでは「トリック」というちょっとした技を練習したり、グラベルロードバイクに乗って山道を走ったりと、それぞれに乗り分けて楽しんでいます。さらに、淡水のルアーフィッシングも好きで全国各地で釣りをしているので、私の場合は「休み」と呼べるような日はないですね(笑)。
ある1日のスケジュール
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8:30
出社
- POINT
- メールチェック、1日のスケジュールを確認します。
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9:00
治具設備作成のヒアリング
- POINT
- 実際に治具を使用する職場の担当者と話し合い、設計仕様を固めます。
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10:00
設計
- POINT
- ヒアリング内容をもとに、コストや作業性を考慮した最適案を考えます。
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12:00
昼食
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13:00
部品手配・資料管理
- POINT
- 設計した治具設備に必要な部品の手配や、ドキュメントの管理を行います。
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14:00
生産設備のメンテナンス
- POINT
- 協業ロボットのティーチングや設備の部品交換を行います。設備が停止した原因を追究し、再発防止策まで講じます。
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17:00
1日の振り返り、翌日のスケジュール確認
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17:30
退勤
ニッチトップの技術力を持つ環境で、
ものづくりに幅広く携わりたかった
幼い頃からものづくりが好きで、工業系の高校に進学。大学でも機械系を専攻し、就職活動では機械工学の知識を活かせるメーカーを志望していました。会社選びの際に、製品分野を特に限定していたわけではありませんが、アマノに惹かれたのは4つの事業でトップシェアを誇るニッチトップとしての技術力と、90年以上の歴史に裏打ちされた安定性が大きな理由です。
市場の変化に対応し続けてきた経験と知識、そして業界をリードする先進技術がある環境に身を置くことで、技術者として大きく成長できると考えました。また、設計や生産現場での業務と比較して、ものづくりのプロセスに広く関われるという考え方、生産技術の仕事を希望しました。