局所排気装置の装置仕様決定について

1.局所排気装置の構成を決定・計画します。

局所排気装置

2.本来局所排気装置はこのように検討します。

A発生源

  • 対象機械装置名
  • 発生状況(方向濃度)
  • 補集範囲
  • 雰囲気状態(環境、濃度、騒音)
  • 吸引気流の性情確認(ガス、熱、水分)
  • 作業時間
  • 関連労働安全法規
  • 対象粉塵の性状確認
  • 法規の関連

Bフード

  • 捕集方法、捕集範囲
  • 作業性との関連検討
  • フード形状の概要検討(サポート方法)
  • 使用頻度(同時使用数)
  • フード形状
  • 制御風速
  • 必要風量
  • ダンパー
  • 必要風量の決定
  • フード圧損の算出

C配管

  • 経路の検討
     経路
     高さ
     サポート方法
  • ホースの範囲
  • 材質の検討
  • ホース径と長さ
  • ダクト経路
  • 搬送速度
  • ホース圧損の算出
  • 搬送速度
  • ダクト圧損の算出

D集塵本体

  • 設置位置の検討スペース
  • メンテ容易さ
  • 回収ダクト排出頻度
  • 周囲環境への影響(公害防止対策)
  • 動力源の確認
  • 機種の決定
  • フィルター材質
  • 払い落し
  • ダスト排出方向
  • フィルター選定
  • ろ過風速
  • 騒音の検討

E排気

  • 屋外排気位置確認(屋外状況把握)
  • 経路サポートの検討
  • 排気ダクトの必要性の有無
  • 経路
  • ダクト圧損算出
  • 排風機の選定

3.フードの計上から制御風速を決定し風量(空気量)を確定させます。

フードの型式 ①囲い式 ②外付け式 ③外付け式
例図 ①囲い式 自遊空間に設けた円形または長方形フード自遊空間に設けた円形または長方形フード 自遊空間に設けたフランジ付きの円形
または長方形のフード
自遊空間に設けたフランジ付きの円形または長方形のフード
排風量Q(m3/min) Q=60×A×Vo
 =60×A×Vc×K
Vo:開口面の平均風速
Vc:制御風速(m/s)
A:開口面の面積(m2
K:風速の不均一に対する補正係数
Q=60×Vc×(10X2+A)×K
Vc:制御風速(m/s)
X:捕捉点距離(m)
A:開口面の面積(m2
K:風速の不均一に対する補正係数
Q=60×0.75×Vc×(10X2+A)×K
Vc:制御風速(m/s)
X:捕捉点距離(m)
A:開口面の面積(m2
K:風速の不均一に対する補正係数

4.ダクトを計画し圧力損失を計算することで、局所排気装置全体を確定します。

ご検討の場合はお近くの支店へお問い合わせください。

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