化学物質管理

製品のRoHS※12対応

電気電子機器をリサイクルや処分する際に、有害物質が人や環境に影響を与えないよう、欧州で施行されたRoHS2指令では、特定有害物質の使用を制限しています。カドミウム・水銀・鉛・六価クロム・PBB(ポリ臭化ビフェニール)・PBDE(ポリ臭化ジフェニールエーテル)・フタル酸エステル4物質(DEHP(フタル酸ジ-2-エチルヘキシル)・BBP(フタル酸ブチルベンジル)・DBP(フタル酸ジ-n-ブチル)・DIBP(フタル酸ジイソブチル))の合計10物質が特定有害物質に指定されています。アマノではこれに合わせて、対象10物質全廃に向けて取り組んでいます。
また、環境社内標準類として「RoHS 規制管理規定」等を策定して、生産製品のRoHS2対応進捗状況の確認を行っています。
※1 RoHS(Restriction of the use of certain Hazardous Substances in electrical and electronic equipment)

RoHS2対応製品(一部)

電RoHS2対応製品(一部)

PRTR 指定化学物質管理

PRTR 法  ※2 の義務に基づき、排出する届出対象化学物質の種類と取扱量を適正に把握し、毎月集計を行っています。。2022年度における3サイト合計で取扱量は21.8tとなり、前年度と比較して 29.9% の削減となりました。対象物質の代替、部品の代替による廃止などで、排出量の削減を継続して推進していきます。また、対象物質の中で、PRTR 法の届出対象となる、取扱量が1t以上となった物質は以下の3物質で、自治体への届出・報告を行いました。

PRTR対象物質 2022年度取扱量(t)
キシレン 9.4
トルエン 6.4
エチルベンゼン 5.4

VOC ※3 の削減については、、2022年度も引き続き、有機性塗料・シンナーの適正発注(リピート性の 高い特注塗料の在庫管理による流用等)及び適正使用(塗装色変更時の回数削減、洗浄用シンナー再利用)の システム構築・推進を行いました。

※2  PRTR 法:「特定化学物質の環境への排出量の把握等及び管理の改善の促進に関する法律」。有害な化学物質の排出・移動量を把握、管理することを義務づけた法律。
※3 VOC(Volatile Organic Compounds):揮発性有機化合物

PRTR対応物質取扱量推移
PAGE TOP