1ヶ月目
検証を始めて1ヶ月は、思うように進みませんでした。理由は、店内通路の単純化です。ロボットは、レーザーを周囲に照射して距離を計測し、柱や陳列棚といった店内の特長も記憶して清掃MAPを作ります。食品スーパーの場合、単純形状で類似して通路が多い為、ロボットがどこを清掃しているのか迷うといった問題が発生しました。
2ヶ月目
2ヶ月の検証を経て、以下のロボットが動きやすい環境の整備行いました。
【ロボット清掃を実現するためのポイント】
➀通路幅の確保
②直置き陳列の廃止
➂準備と片付けの役割分担
➃警備会社との調整
➄洗浄機を使用するエリアの見直し
通行量が少ない通路脇に溜まる埃は事前にダストコントロールで取り除き、通行量が多い通路中央付近のみロボットで洗浄するといった割り切りです。中でもロボットが走行できるように通路幅を1,400mm以上確保することと、直置き陳列の廃止が重要な変更点でした。