Amano Sustainability アマノのサステナビリティ

マテリアリティ策定

アマノグループは「人と時間」「人と空気」で事業展開を行っていますが、これらの事業を通じて社会課題の解決に貢献し、あらゆるステークホルダーとの共存を図ることが重要であると考えます。
アマノグループの重要な課題を特定する為、サステナビリティ委員会および経営企画部門を中心 に検討を重ね、2023年7月、以下の通り4つのテーマ・8つのマテリアリティを特定しました。各部 門において、マテリアリティに沿った課題ならびにKPIを設定し取り組みを進めています。

マテリアリティ特定プロセス

マテリアリティの特定については、先ず、SDGs の目標やGRIガイドラインなどを参考に社会課題の抽出を行い、アマノグループの経営理念、事業内容並びに中長期的なビジョンを勘案しマテリアリティ候補の選定を行いました。
選定されたマテリアリティ候補について、事業機会とリスクの両方を考慮しながら、アマノグループにおいて重要と考えるもの並びにステークホルダーがアマノグループに対して期待されているものの観点で絞り込みを行い、各部門に対して課題認識に関するヒアリングを実施いたしました。
その上で、サステナビリティ委員会事務局及び経営企画部門で取り纏めを行い、素案を作成いたしました。 作成した素案について、サステナビリティ委員会(委員長:代表取締役社長)にて決定し、上記に掲げる4つのテーマ・8つのマテリアリティが取締役会へ報告され、了承されました。

STEP 02においては、下記の通り2軸で重要性評価を実施し、両軸で重要度が高いと考えられる事項をマテリアリティとして特定しております。

マテリアリティを組み込んだ経営のマネジメントサイクル

マテリアリティと各種取り組み

各マテリアリティに対する2024年度の取り組みと目標を決定しました。

 
                                   
1. 地球環境にやさしく
マテリアリティアマノグループが目指すもの 2024年度に取り組むこと
  • 環境保護/環境負荷低減
  • CO₂排出量削減・有害化学物質使用量削減に資する製品の開発・製造・販売
  • 製品のユーザー使用時・製造過程双方におけるエネルギー効率向上・廃棄物削減
 

【開発・製造部門】

  • エネルギー使用量:エネルギー原単位で年1%削減
    (本社・相模原事業所/細江事業所)
  • 水使用量:年1%削減
    (本社・相模原事業所/細江事業所)
  • 廃棄物総排出量原単位:年1%削減
    (本社・相模原事業所/細江事業所)
    一般廃棄物含む再資源化率100%(相模原事業所)
    塗料の適正量購入による塗料廃棄量年5%削減(細江事業所)

【クリーンシステム事業】

【環境システム事業】

  • 省エネ対応新製品開発
    インバーター機能搭載により風量を可変(使用時の電力量削減)
 
  • 気候変動対応/脱炭素社会実現への貢献
 
  • CO₂排出量削減に関する取り組み/TCFD開示
 

【全社】

  • CO₂排出量削減 :年1%削減
  • TCFD開示:国内グループ会社へ適用拡大
 
2. 人にやさしく
マテリアリティアマノグループが目指すもの 2024年度に取り組むこと
  • ダイバーシティ推進/人権尊重
  • 多様な働き方への対応
  • ダイバーシティとインクルージョンの推進
  • 女性差別の解消/人権保護(性別・国籍・障がいなどに基づく差別の禁止)

【全社】

  多様な人材の登用

  • 新卒採用(大卒): 2025年4月採用計画に対し100%達成
  • 海外IT人材活用:開発部門にて従事継続

  中長期的な変化への対応力強化

  • ダイバーシティ推進研修(e-ラーニング)受講率目標:95%以上

  多様性を活かす職場づくり

  • ウェルビーイング経営:健康診断受診率 2025年3月期目標:100%
女性雇用比率 2024年3月末:16.9%
→ 2026年3月目標:20.0%
女性管理職比率 2024年3月末:2.7%
→ 2026年3月目標:5.0%
女性社員に占める管理職比率 2024年3月末:3.6%
→ 2026年3月目標:10.0%
男性育児休暇取得率 2024年3月期:40.0%
→ 2026年3月目標:50.0%
 
  • 多様な働き方への対応
  • 多様化する働き方に対して製品・ソリューションの提供による、法令遵守・健康被害防止並びに業務効率化の実現

【情報システム事業】

  • 新就業ソフトウェア開発:開発投資額 10億円超 (働き方・働くロケーションの多様化に対して、セキュリティ強化・マルチデバイス対応)
     就業(勤怠管理)ソフトウェア
 
3. 安心・安全の提供
マテリアリティアマノグループが目指すもの 2024年度に取り組むこと
  • 安心・安全な製品とサービスの提供
  • お客さまが安心して使用出来る高品質な製品・サービスの開発

【開発・製造部門】

  • 安全性・品質向上:開発初期段階から開発・製造が連携しフロントローディング強化
  • 新しい技術への対応/イノベーション
  • ソフトウェア・クラウド・IoT・AI・ロボット ビジネスの強化
    (利便性向上/新技術や多様化する運用への対応/お客様の状況把握による適切なサポート/ストックビジネス拡大による収益性向上)

    【情報システム事業】

  • アライアンス拡大(就業管理の周辺サービス等)

    【パーキングシステム事業】

  • ETCGO 契約事業地拡大         ETCGO
  • キャッシュレス事業地拡大
  • ストックビジネス強化・拡充(新規ソリューション提供:ETCGO・ミライロID等)   ミライロID

    【開発・製造部門】

  • クラウド対応サービス拡充(パーキング:定期契約Web申請・スマホ精算の開発、クリーン:ロボット連携クラウドシステム機能強化)
4. 責任ある企業行動
マテリアリティアマノグループが目指すもの 2024年度に取り組むこと
  • コーポレートガバナンス強化/コンプライアンス
  • 強制労働・過重労働・不当労働の撲滅

【調達部門】

  • 人権に関する取り組み状況調査実施:90社(2025年度末迄にアマノ単体の国内取引金額の約80%を網羅)

【全社】

  • ステークホルダー向け外部通報窓口設置(※)
  • 従業員向け内部通報制度/ステークホルダー向け外部通報窓口運営強化(※)
  • 人権研修実施(役員向け・従業員向け)
  • 汚職・贈賄の未然防止

    【全社】

  • 全従業員向けコンプライアンス研修:1回
  • 汚職、贈賄の発生件数:0件
  • ステークホルダー向け外部通報窓口設置(※上記に同じ) 
  • 従業員向け内部通報制度/ステークホルダー向け外部通報窓口運営強化
    (※上記に同じ)
  • リスクマネジメント/災害対策強化
  • 災害対策の強化

    【全社】

  • 各サイトにおけるBCP案策定
  • 各種訓練実施(地震・火災発生時における消火・避難訓練、安否確認訓練等):1回以上
  • 災害時必要物資手配継続

    【システム部門】

  • IT-BCP訓練実施:1回
  • サイバーセキュリティ対策の強化

    【システム部門】

  • 重大インシデント発生:0件
  • 情報セキュリティ研修実施(e-ラーニング):2回、受講率100%
  • 不審メール対応訓練実施:2回

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