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有料道路で国内初!ワンストップ型ETC導入に向けた社会実験を行います

有料道路で国内初!ワンストップ型ETC導入に向けた社会実験を行います
~「ETC多目的利用サービスの拡大」※1 に向けたキャッシュレス決済への取組み~

神奈川県道路公社(本社:横浜市中区、理事長:安西 保行)は、首都高速道路株式会社、株式会社日立製作所、首都高ETCメンテナンス株式会社、三井住友トラストクラブ株式会社、アマノ株式会社、と共同し、新しいキャッシュレス決済システムである「ワンストップ型ETC」※2 の導入に向けたモニターによる社会実験を、本町山中有料道路(現在は現金・回数券による支払)にて、令和2年3月23日(月)から行います。

「ワンストップ型ETC」は、ネットワーク型ETC 技術※3を活用し、ETC カードの情報等を用いてキャッシュレス決済を可能とするものであり、本格的に導入されればキャッシュレス社会の実現に寄与する技術です。
また、本社会実験に先立ち、令和2年2月14 日(金)から、ご協力いただけるモニターの方を先着50名募集します。社会実験期間中、モニターの方は従来通り、料金所で一旦停止が必要となりますが、キャッシュレスでスムーズな料金支払いが可能となります。

※1「ETC 多目的利用サービスの拡大」とは、平成25 年6月14 日に閣議決定された『世界最先端IT国家創造宣言』の中において示された「駐車場等、高速道路以外の施設でもETC 等のITS 技術が利用可能とする環境を整備し、利便性の向上を図る」という方針に基づき、国土交通省の指導の下、試行運用を進めている取組み
※2「ワンストップ型ETC」とは、通常のETC(ノンストップ型自動料金支払いシステム)のようにノンストップでETC 通信を行い、料金所を通過する決済システムとは異なり、料金所で一旦停止が必要
※3「ネットワーク型ETC 技術」とは、遠隔地に設置したセキュリティ機能を有した情報処理機器と駐車場等における複数の路側機を通信ネットワークで接続し、路側機で取得した情報を集約させて一括処理することで、ETC カードを用いたキャッシュレス決済の安全性を確保する技術

実施期間 令和2年3月23 日(月)10:00 から同年5月21日(木)15:00 まで
モニター募集 先着50名(募集要件は項目1参照)
場 所 本町山中有料道路料金所上下1レーンずつ(神奈川県横須賀市)(項目2参照)
概 要 キャッシュレス決済時の料金所通過時間の計測やモニターアンケート等から、 「ワンストップ型ETC」の導入効果を検証します。(背景・目的は項目3参照)

- 【項目1】社会実験モニター募集要件 -

[募集期間]
令和2年2月14 日(金)から同年3月22日(日)まで

[募集人数]
先着50名 ※登録は一人一回限り 

[募集要件]
○社会実験の趣旨・利用規約(個人情報の利用等)に同意し、社会実験への協力が可能な方
○有効なEメールアドレスを保有し、インターネット経由で社会実験期間後に、アンケートにご協力いただける方(通信費等はモニターの方のご負担となります。)
○本町山中有料道路をご利用可能な方
○ダイナースクラブカード(ダイナースクラブ コーポレートカードを含む)を既に所持、もしくは新しく入会手続きのうえ、各々のカードに付帯するダイナースクラブカードのETCカード番号を登録可能な方
○社会実験期間中に、上記のETCカードを使用できる方
○ETC車載器またはETC2.0対応型車載器を搭載している車両を所有の方

[登録時の必要情報]
○氏名
○ダイナースクラブ ETC カード番号
○ダイナースクラブ ETC カードの有効期限
○有効なEメールアドレス

[特典]
○通行料金は頂戴いたしますが、社会実験後のアンケートにご協力いただいた方に、社会実験期間中の通行回数に応じ「QUOカードPay(クオ・カード・ペイ)」をプレゼントいたします 。(ご登録いただいたEメールアドレスにお送りいたします。)
・4回以上の通行: 10,000円分相当
・2回または3回の通行: 5,000 円分相当
※アンケートは社会実験期間後に1回実施予定(Eメールでご案内します)
(令和2年5月29日(金)~同年6月28日(日)を予定)

- 【項目2】社会実験箇所 -

位置図



社会実験概要図



- 【項目3】 -

■背景と目的
高速道路会社等が運用するETCシステムは、利用率が9割を超える路線もあり、決済手段として広く普及しているところです。一方、地方道路公社等においては、ETC システムの導入について、お客様の要望はあるものの、導入費用等の課題があり、導入が進んでいない状況です。
現在、初期費用及び維持管理費用が安価なネットワーク型ETC技術を活用した新しいキャッシュレス決済の検討が駐車場等で進められており、有料道路にも活用できれば、地方道路公社での展開が見込まれるものと考えます。



■期待される効果
【利用者の方々への効果】
通行料金支払時の負担軽減や、料金所通過時間の短縮による利用者の利便性向上
【有料道路への効果】
料金所の処理能力向上による、周辺への環境負荷軽減および利用促進
【地域社会への効果】
利用者の利便性向上と有料道路の利用促進による、地域経済の活性化および観光振興



■社会実験における実施体制



神奈川県道路公社 社会実験事務局、個人情報等管理
首都高速道路株式会社 ETC 通信セキュリティ管理
株式会社日立製作所 ネットワーク型ETC 技術システム構築支援
首都高ETC メンテナンス株式会社 ETC に関する技術協力及び機器設置
三井住友トラストクラブ株式会社 ダイナースクラブ ETC カードによるクレジット決済の実施
アマノ株式会社 ETC 多目的利用システム機器販売及び決済サービスの提供

本ニュースリリースの詳細はこちら(PDF)
ワンストップ型ETC導入に向けた社会実験

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